Waterloo Place - 1896 -
Days LONDON 写真が語る「変わったロンドン、変わらぬロンドン」

Days LONDON

約100年前に撮影されたロンドンの街並みと、現在の風景を写真で比較。
ディケンズや夏目漱石が見た景色が、どうのように変化したのか(あるいは当時のまま変化していないのか)を紹介します。

Vol.42

Waterloo Place1896

Whitehall - 1914 -

2017

バッキンガム宮殿の正面へ続く一本道「ザ・マル」からピカデリー・サーカスまでを結ぶ、ロウアー・リージェント・ストリート。その南端に「ウォータールー・プレイス」と呼ばれる小さな広場がある。かつて同所には、ジョージ4世の皇太子時代の邸宅「カールトン・ハウス」が建っていた。しかし即位後に取り壊され、1820年代にこの広場が完成。フランス軍に勝利したウォータールーの戦いにちなみ、ウォータールー・プレイスと名付けられた。 広場の中心にあるのは、1861年に建立されたクリミア戦争(1854~56年)の戦没者追悼記念碑。手を左右に広げた栄光の女神の足元に、3体の騎士像が据えられている。1914年には、同じくクリミア戦争で活躍した看護婦フローレンス・ナイチンゲールと国防相のシドニー・ハーバートの像が、記念碑の前に設置された。ちなみに広場の周囲の建物は、1920年代にすべて建て替えられている。
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