logo
 
2013年4月18日

●征くシリーズ●取材・執筆/本誌編集部

進化を続けるロンドンの食料庫

バラ・マーケットを征く

 

遅咲きのロンドンの食文化

 

 昔から言われ続けている英国食文化の貧しさ。その一方で、オーガニック食品専門店が各地にでき、有名シェフらが連日、テレビの食番組に顔を出す様子を前に、英国を取り巻く食環境が大きく変化していることを感じている読者の方も多いのではないだろうか。
移民が持ち込んだ豊かな食文化、また食に熱い情熱を注ぐ生産者、さらに美味なるもの、あるいは健康に良いものを求める消費者の増加に導かれるようにして、英国、なかでもロンドンは大きく変化を遂げようとしている。こうした食文化の変遷を支えてきたのが、バラ・マーケット(Borough Market)だ。
余談ながら、Boroughの発音は「バラ」と「ボロー」の中間であることから、カタカナで「バラ」または「ボロー」と表記されることが一般的。本稿では、「バラ」と表記することにするが、「バラ」を「薔薇(ばら)」と同じように発音すると英国人に伝わらないので、ご注意いただきたい。
さて、スペインやフランス、イタリアなどと比較して、英国の食にはあまり期待が持てないと悲観する人もいるかもしれない。しかし今、急速に成長しつつあるこの国の食事情を肌で感じるには絶好の場所といえるこのバラ・マーケット。ロンドン随一の伝統を誇りながらも、時代やニーズに合わせて柔軟に形を変えながら進化を遂げてきた。その成り立ちとともに、リニューアルした市場を覗いてみよう。

 

 

週刊ジャーニー最新号 eBook

週刊ジャーニー最新号表紙

No.981 4月27日発行号

週刊ジャーニーをオンラインで読む
  • 英国時間の木曜17時更新
  • 紙版の定期購読はこちら

2017年 04月 27日

2017年 04月 28日

2017年 04月 26日

2017年 04月 27日