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2013年5月2日 No.777

●サバイバー●取材・執筆・写真/名取由恵・本誌編集部

 

その日のためのABC

お葬式


「葬式は、死者に対する務めというよりは、生者に対する慰めである」

アウグスティヌス(古代ローマのキリスト教神学者・哲学者、354~430年)

 

 

 

船は船頭に任せよ



たとえ日本であっても、突然家族の一員が他界したとしたら―それが初めての経験だった場合、途方に暮れてしまう人も少なからずいるのではないだろうか。日本から遠く離れた異国の地、ここ英国で暮らす我々が、同様の状況に直面したとすると、その不安は何倍、いや何十倍にも増大するに違いない。
しかし、あらかじめ英国の葬儀はどのように行われるのか、どう進めていくかに関する知識が多少なりともあれば、英国での葬儀もスムーズに対処することができるのではなかろうか。備えあれば憂いなしだ。
とはいうものの、悲しみのなか、すべてを自分で手配するのはあまりにも大変である。ここは、葬儀に関するプロである葬儀社の手を借りることをお薦めしたい。
葬儀社といっても、地元の家族経営の小さな葬儀社から全国展開している大手の葬儀社まで、さまざまなタイプがある。また、すべてのサービスが含まれたパッケージを利用するのか、テーラーメードにして一部のサービスをアレンジして利用するのか、数多い選択肢から希望にあったものを選ぶことができる。不謹慎かもしれないが、例えていうならば休暇旅行の手配にも似ている。旅行会社に飛行機+ホテルの手配のみを頼み、あとはすべて個人で自由に行動するか、飛行機+ホテル+食事などすべての料金込みのパッケージ旅行を選ぶか、選択は自由だ。パッケージだから安いとは限らず、逆に、テーラーメードだから高いとも言い切れない。どこを節約して、どこにお金をかけるか。チョイスは自分次第で、同じことが葬儀にもいえる。
葬儀社を利用する場合、一番大切なのは、とにかくわからないことは何でも質問すること。向こうは葬儀のプロだがこちらは初心者。恥ずかしい質問というものは無いので、気が済むまで相談し、葬儀社と二人三脚で進めるのが肝心だ。

 

 

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