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英国に関する特集記事 『サバイバー/Survivor』

2015年2月5日 No.867

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タイプ別パブ13選

ロンドンでぜひ訪れたい!

タイプ別パブ13選

英国文化を知る上で欠かせない存在の「パブ」。日々進化するロンドンのパブ文化を背景に、ロンドン中心部のパブを「クラフト・ビール」「歴史」「ガストロ・パブ」の3つのタイプにわけ、編集部が選んだ13店を紹介する。

●サバイバー●取材/本誌編集部

クラフトビール

小規模醸造され、幅広い味と香りを楽しめる「クラフト・ビール」。豊富にそろえるパブで新たな味を探求!

Euston Tap ユーストン・タップ

190 Euston Road, London, NW1 2EF tube Euston www.eustontap.com(Map②)
時は1837年、ユーストン駅前に石造りの威厳ある入場門がお目見えした。だがその門は約130年と比較的短命で、同駅の再建にあたり壊されてしまう。残ったのは、門の左右に建っていた守衛詰所。2010年、この西側部分を利用して「Euston Tap」がオープンした。「タップ(tap)=蛇口、飲み口」の名がつく通り、足を踏み入れるとビールが注がれるタップと個性豊かなビールのラベルが整列し、目を引く。タップ左右の黒板にメニューがあり、番号が付けられているので慣れない人でもオーダーしやすい。店内は狭く、立ち飲みが基本だが2階と外にはテーブル席が用意されている。

BEER ドラフト27種、ボトルも充実/MEMO キッチンはないがピザのオーダー可。道を挟んだ向かいには姉妹店「The Cider Tap」がある

The Craft Beer Co. クラフト・ビア・カンパニー

82 Leather Lane, EC1N 7TR tube Chancery Lane http://thecraftbeerco.com (Map①)
2011年にクラークンウェルに登場して以来、4年間でロンドンに4店、ブライトンに1店を展開、快進撃を続ける人気パブ。クラフト・ビールを多く取り扱う店では、「ステラ」や「ギネス」といった誰もが知っているような大手ブランドを置いていないことがほとんどで、同店も例に漏れず、ビール通でない限り知らない銘柄ばかりが並んでいる。常設の6種以外は、樽が空になり次第別の銘柄の樽を開けるシステムで、1晩のうちに新しい銘柄が次々と登場することもある。「ラベルを見ただけでは何を注文していいかわからない…」という場合でも心配する必要はなし! 「フルーティーなビールが飲みたい」「普段はギネスを飲むけどおすすめは?」などカウンターで尋ねると、知識豊富なスタッフがアドバイスをくれ、試飲させてくれる。ビールといってもひとつひとつこんなに味が違うのか! ということを実感できる、まさにビールの見本市のようなパブ。数人で訪れて飲み比べできれば、もっと楽しめるはず。

BEER ドラフト37種、ボトルも充実/MEMO キッチンはないがパイなどの軽食を販売する。ロンドンで他に4店(イズリントン、クラッパム、コベント・ガーデン、ブリクストン)展開中

The Earl of Essex アール・オブ・エセックス

25 Danbury St, N1 8LE tube Angel  www.earlofessex.net(Map④)

BEER オリジナルの「Earls」3種ほか、ドラフト15種
「帰り道はお静かに! もうみんな寝てるからね」とのメッセージが壁に貼られるのも納得できる、住宅街にひっそりと佇むパブ。エンジェル駅から徒歩8分。わざわざここを訪れるその決め手は、ビールの醸造所を兼ねているから。毎週火曜に店内の大きな樽でビール3種を醸造し、いつでも出来立てを味わえる。オープンから2年半を迎え一層の人気を集め、また、夜は大音量の音楽も相まってかなりにぎやか。会話を楽しみたい人は日が沈む前に行くのがよさそう。

Cask Pub and Kitchen カスク・パブ・アンド・キッチン

6 Charlwood Street, SW1V 2EE tube Pimlico www.caskpubandkitchen.com(Map③)

BEER ドラフト25種、ボトルも充実/MEMO 食事はバーガー、サンデー・ローストほか
「一風変わったビールが飲みたい」とリクエストすると、「全部ユニークだよ」と自信をのぞかせるバーマン。クラフト・ビールをメインに扱うパブの中でも、一足早い2009年から営業してきた自負の表れだろう。上で紹介した「The Craft Beer Co.」の姉妹店でもあり、英国を中心に国内外の優れた醸造所からビールを集める。テート・ブリテンから徒歩15分の場所にあり、美術観賞後に散歩しがてらここに立ち寄るというファンも多い。

歴史

歴史上の人物や出来事を見守ってきた老舗パブは、観光目的だけでなく、在住者にとっても英国を知る絶好の場所。

The Viaduct Tavern ヴァイアダクト・タヴァン

126 Newgate Street, EC1A 7AA tube St Paul's http://viaducttavern.co.uk (Map⑥)
19世紀初期、ビール人気に対抗し、ジンをもっと飲んでもらおう! とジン・メーカーが瀟洒な飲み処「ジン・パレス」を続々とオープンさせた。1869年開業のこの店もそのひとつで、装飾が施された天井、馬蹄型のバー・カウンターなど、今もヴィクトリア朝時代の面影を漂わせている。華やかなイメージの一方、ここは元々、刑務所があった場所で、現在も地下に監獄の一部が残っているといういわく付き。1人部屋としても圧迫感を感じそうな4畳ほどのスペースに、一度に20人が入れられることもあったとか…。近隣では、1868年まで公開絞首刑が行われたという歴史も手伝って、心霊体験談が絶えない。忙しい時間帯でない限り、地下の見学が可能。

BEER チズィックの醸造所「Fuller's」の銘柄が中心。ジンの品ぞろえも豊富/ MEMO 食事は軽食のみ。土日は休業

The Jerusalem Tavern ジェルサレム・タヴァン

55 Britton Street, EC1M 5UQ tube Farringdon www.stpetersbrewery.co.uk/london-pub (Map⑧)

BEER サフォークの醸造所「St. Peters Brewery」の銘柄が中心/MEMO 土日は休業
英国では、パブが一度閉業しても、別のオーナーが店を買い取ってまたパブとして営業を続行するのが一般的だ。しかし現在、同パブが店を構えるのは元は時計屋だった場所。まもなく築300年となるこの地でパブとして客を迎えるようになったのは1990年代なので歴史は浅い。ただ「The Jerusalem Tavern」がその歴史を歩み始めたのはもっと昔。1140年から周辺にあった修道院兼病院の一部で、14世紀からこの名でパブとして営業を開始したとされる。以降、周囲の発展により移転を余儀なくされたり、一度は閉業したりするなど、時代とともに変遷をたどってきた。だが地域の人々に親しまれてきた同パブはオーナーの親族や支持者らによってなんとか屋号が引き継がれ、現在にその名を残す。かつてのオーナーには画家ホガースの父がいたともされる。

The George Inn ジョージ・イン

75-77 Borough High Street, SE1 1NH tubeLondon Bridge http://gkpubs.co.uk/pubs-in-london/the-george-inn-pub (Map⑦)

BEER サフォークの醸造所「Greene King」の銘柄ほか/MEMO 食市場「バラ・マーケット」も合わせて訪れてみては?
ロンドン橋はテムズ河にかけられたロンドン市内唯一の橋として、何世紀にもわたり交通の要だった。1542年の地図にすでに「George」の店名が記されており、16〜19世紀にかけて馬車宿(コーチング・インCoaching Inn)として成功。人々が訪れては馬を休め、長旅の疲れをいやしたという。現在の建物は1677年に建築。写真右手にあるギャラリー(屋根付き通路)は、インでおなじみのスタイルだったが、時代とともにほとんどが姿を消し、ここはギャラリーが残るロンドン最後のコーチング・インとなった。かつて中庭を囲むようにしてギャラリーが設けられており、中庭ではシェークスピア劇などが催され、客らはこの回廊から身を乗り出すようにして観劇したという。

Cittie of Yorke シティ・オブ・ヨーク

22 High Holborn, WC1V 6BN tube Chancery Lane 020-7242-7670 (Map⑤)
初めて店内に足を踏み入れた人は誰しも、歴史を感じさせるその内装に感嘆の声をあげるに違いない。1430年にはすでに宿屋を兼ねたパブ(インinn)として運営され、17世紀には当時流行したコーヒー・ショップとして活躍。古びた木製の樽がバー・カウンターの上に並ぶ圧巻のチューダー建築を前に、6世紀にわたる長い歴史を思うと感慨深いが、実は現在の内装は1920年代に造られたレプリカ。そう聞くと、「だまされた!」と思わずにはいられない。だが、当時アンティーク風と言われ長期にわたる議論を巻き起こした同建築も、もう少しで100年を迎える。

BEER ノース・ヨークシャーにある醸造所「Samuel Smith」が経営しており、同所の銘柄が中心/MEMO 日は休業。徒歩10分の場所に、同醸造所が経営するパブ「Ye Olde Cheshire Cheese(Map⑮)」があり、そこはロンドン最古と称されるパブのひとつ。一見の価値有。

Ye Olde Mitre Tavern イ・オールド・マイタ・タヴァン

1 Ely Court, Ely Place, EC1N 6SJ tube Chancery Lane http://yeoldemitreholborn.co.uk (Map⑩)

BEER チズィックの醸造所「Fuller's」の銘柄が中心/MEMO 土日は休業
英国ではパブで通り名を確認したり、道順を説明するときの目印にしたりすることも少なくない。しかし、このパブは例外で、もっとも見つけにくいと言う人もいるほどだ。交通量の多いホルボーンからハットン・ガーデンに入り、通りに並ぶ宝石店の合間にぽっかりと開いた『穴』とも呼べそうなその小さな路地を進むと現れる、まさに『隠れ家』。かつてこの地にあったイーリー宮は1531年にヘンリー8世による5日間の豪奢な晩餐会が開かれた場所で、シェークスピア作品にも登場している。イーリー宮の使用人らのための休息所として設けられたのがこのパブで、エリザベス1世が寵臣のクリストファー・ハットン卿とここで逢瀬を重ねていたとする話も残っている。現在の建物は1772年に建て替えられたもの。こぢんまりとしたスペースからか、通りから奥まった場所にあるせいか、ロンドン中心部とは思えない、ホッと落ち着ける居心地良い空間が広がっている。

The Sherlock Holmes シャーロック・ホームズ

10-11 Northumberland Street, WC2N 5DB tubeCharing Cross www.sherlockholmespub.com (Map⑨)

BEER サフォークの醸造所「Greene King」の銘柄ほか
「シャーロック・ホームズ」ファンの『聖地』がチャリング・クロス駅近くのノーサンバランド・ストリートにある。1957年までは通り名を屋号とした、ヴィクトリア朝の普通のパブだったが、その数年前に、開催された博覧会「フェスティバル・オブ・ブリテン」で好評を得たホームズ関連の展示が同パブに常設されることが決まると、人気にあやかり改名。2階にはホームズの事務所が『再現』されている。

ガストロパブ

「パブでもやっぱりご飯は大事!」という人にはガストロ・パブ。レストランに負けず劣らぬ情熱で、日々パワーアップ中!

The Anchor & Hope アンカー&ホープ

36 The Cut, SE1 8LP tube Southwark www.anchorandhopepub.co.uk (Map⑪)
「パブはレストランよりカジュアルで安いから」。そんな気持ちで訪れたらきっと目を丸くするに違いない実力店の数々が、レストランと銘打つことなく、あえてパブとして営業している。その代表格として挙げられるのが、ウォータールーで2003年から営業する同店。ミシュラン星レストラン「St. John」、ガストロ・パブの草分け的存在「The Eagle」で修行を積んだシェフ、ジョナサン・ジョーンズ氏が創業当初から現在もキッチンで目を光らせている。伝統的英国料理をモダンにアレンジした料理が提供され、「食材にリスペクトを」と話すスタッフの言葉通り、日常的に食されることの少ない豚の頭部を使ったメニューなどもある。客からの信頼は厚く「8割がリピーター」とのこと。だが、初めての場合でも、スタッフがフレンドリーに対応してくれるので心配無用。

BEER キリン「一番搾り」有。ワインも充実/MEMO 平日、土曜は予約を受け付けていないが、満席の場合でも店内のバー・スペースでゆっくり飲みながら待つことができる
写真は左から「Salt beef stovey, spinach, a fried egg and mustard sauce」「Smoked cod's roe on toast, cucumber and dill」。

The Pig and Butcher ピッグ・アンド・ブッチャー

80 Liverpool Rd, N1 0QD tube Angel www.thepigandbutcher.co.uk (Map⑫)
その名が示すように、食肉とのつながりは深く、1800年代中頃に建てられたこの建物は、かつて肉市場スミスフィールドで肉を売る人々が、市場に向かう途中で立ち寄り、休憩しつつ、家畜に餌を与えた場所とされる。そうしたつながりからか、精肉への思い入れは強く、丸ごと生産者から仕入れて解体する。燻製にしたり、塩漬けにしたりする作業も行われ、「各部位を余すことなく使える」とスタッフは胸をはる。たとえば牛ハツ、鶏肉のレバーを使ったスターター=写真下=は、クリーム系に味付けされたレバーの上に淡白な牛ハツのスライスが添えられ、好相性の一皿に仕上がっていた。また、魚料理にも手を抜くことはない。毎日届けられる鮮魚の、仕入れ内容に合わせた料理が、スターター、メインのそれぞれに2品ずつ並んでいるのも嬉しい。

BEER ボトル・ビール、ワインも充実/MEMO ランチは金~日のみ。リクエストに合わせて子供用ディッシュも可。オールド・ストリートにある姉妹店「Princess of Shoreditch」(Map⑯)も多くの人でにぎわうガストロ・パブ
写真左は、スターター・メニューから「Grilled ox heart & chopped liver on toast」。

The Jugged Hare ジャギッド・ヘア

49 Chiswell St, EC1Y 4SA tube Barbican www.thejuggedhare.com (Map⑬)
ハンティング(狩猟)が伝統文化のひとつである英国で、秋冬の味覚といえば「ゲーム(ジビエ)料理」。キジやウサギなど、野生の鳥獣が脂肪を蓄え『食べ頃』になる季節に狩猟が行われ、それを食すという習慣だ。ゲーム料理に力を入れる同パブでは、秋冬だけでなく、年間を通して四季折々のゲーム料理を用意。1月を例にとると、mallard(マガモ)、pheasant(キジ)、woodcock(ヤマシギ)などがラインアップされていた。自然の中で育ち、野性味あふれる鳥獣は、身が小さくギュッと締まっており、フォークとナイフで食すのが難しいこともある。そんなときは「手を使ったほうがいい」とスタッフ。食べる側にも『ワイルドさ』が必要!? 大量に獲れる食材ではないので、多少値ははるが、英国ならではの食体験をしたいという日本からの来客をもてなすにはぴったり。経営は定評のあるガストロ・パブを数店舗有するETMグループ。他の店舗も要チェック!

BEER バタシーにある醸造所「Sambrook's brewery」で造られる、同パブ名を冠するビール「Jugged Hare Pale Ale」有。ワインも充実/MEMO 店内に飾られた鳥獣の剥製は圧巻だが、これを見た後にゲーム料理を食すには勇気がいる…
写真は、「Wild game birds, roasted whole woodcock」。同右上は、「Roast whole snipe, lentils, roast chanterelles, game jus」。

パブ豆知識

知っておくとより楽しめる!

■英国文化に触れながら、美味しいビールを飲み、楽しいひと時を過ごすことができれば、それで十分。だが、より知識が深まると、パブでの時間がさらに濃厚になるはず!

1 なぜ同じ名前のパブが多く存在するの?

現在英国で営業するパブはおよそ5万4,000軒といわれるが、屋号の数はぐっと減り、同じ名前を掲げるパブがいくつも存在する。 人気ナンバー・ワンは「The Red Lion」で、およそ600軒超とされる。その多さに目をつけた英国人一般女性が、「すべてのThe Red Lionに足を運ぶ!」という風変わりな目標を掲げてパブ巡りをしていることが昨年メディアで取り上げられるなど(2011年4月にスタートし、現在で520軒超を制覇したとのこと)、「The Red Lion」の多さは周知のこと。他には、「The Crown」「The King's Head」などもよく聞かれる名前だが、これらは系列店と思いきや実はそうではない。ほとんどの場合、パブ名は歴史上の出来事や伝説に由来し、経営者が代わったとしても、そのまま屋号を引き継ぐことは珍しくなく、古くから親しまれてきた名が今もあちこちに残っている。

2 ロンドンに醸造所が急増中!

醸造所が点在するバーモンジーにある人気ブリュワリー。近くのモルトビー・ストリートでは食の マーケットもあるので合わせて立ち寄ることをおすすめしたい!
英国文化の一端を担うパブだが、その数は減少傾向にある。2009年には週平均52軒が閉店するという憂き目をみたが、昨年前半は週31軒減にペース・ダウンしている(閉店したパブが大手スーパーなどに変わってしまう現状を嘆き、パブを活気づけるような法改正を求めるキャンペーンを展開する動きもある)。
そんな中で近年活況を呈しているのは、小規模醸造ビール「クラフト・ビール」市場。若手醸造家が独自のビール造りに精を出しており、ロンドン各所に醸造所(ブリュワリー)が増加中だ。ビールを造るばかりか、パブを兼ねたり、醸造所ツアーを定期的に開催したり、あるいは醸造教室を開いたりしている。

3 「Cask」と「Keg」って何のこと?

ビールのメニューを見ると、「カスク(Cask)」「ケグ(Keg)」と分けて書かれていることがある。どちらも樽を意味するが、保存法に違いがあるばかりか、飲み味、温度、1パイントの価格設定も異なる。
ラガー・ビールなどに使われるケグには、醸造後、不要な物質を取り除き、殺菌処理したビールが詰められる。グラスに注がれる際にガスが利用されることから、炭酸の効いた飲み口となる。基本的に冷やして保存されることからも、日本人にはケグの方が馴染み深い。
一方のカスクは英国で古くから親しまれてきたもので、パブに並ぶビール・サーバーのうち、主にハンドポンプを引いて注がれるのがこれにあたる(ケグはレバーを引く)。カスク・ビールは醸造された後、酵母をろ過したり、殺菌処理したりされることなく樽に詰められ、パブへと出荷される。その間も樽内で発酵が進み、飲み頃と判断されるとサーブされる。冷えて炭酸の効いたビールに慣れていると、「ぬるくて気が抜けたビール」という印象を持つ人もいるだろうが、カスクの場合、自然発酵による独特の風味を味わうことができる。また、ケグよりも必要な設備が少ないため、1パイントの値段は低めに設定されていることが多い。

人気のパブ名とその由来

The Red Lion…諸説あるうちのひとつが、17世紀にスコットランド王ジェームズ6世がイングランド王に即位した際、スコットランドの国章の一部である赤獅子をパブを含む主要な建物につけることを命じ、それが現在にも残っているとするもの。また、ヘンリー4世の父、ランカスター公ジョン・オブ・ゴーントの副紋章が赤獅子だったことにも由来するとされる。
The King's Head, The Nag's Head…17世紀に国王軍と議会軍が衝突した清教徒革命の際、国王軍の宿舎となったパブ(宿屋を兼ねたインinn)がThe King's Head、議会軍の宿となったパブがThe Nag's Headと呼ばれたことに由来する。

Let's go on a Pub Crawl !

※2015年2月5日現在

↓画像をクリックすると拡大します↓

パブの地図
「パブ・クロール(pub crawl)」という言葉を聞いたことのある人は多いだろう。数軒のパブを『はしご』するときに使われる言葉で、「飲んで酔っ払い、道を這いずりまわる」という意味が込められているという。酔っ払うまで飲む必要はないけれど、パブ・クロールしながら街を歩き、英国のパブ文化に触れてみてはいかが?
① The Craft Beer Co.
② Euston Tap
③ Cask Pub & Kitchen
④ The Earl of Essex
⑤ Cittie of Yorke
⑥ The Viaduct Tavern
⑦ The George Inn
⑧ The Jerusalem Tavern
⑨ The Sherlock Holmes
⑩ Ye Olde Mitre Tavern
⑪ The Anchor & Hope
⑫ The Pig and Butcher
⑬ The Jugged Hare
⑭ The Kernel Brewery
⑮ Ye Olde Cheshire Cheese 145 Fleet Street, EC4A 2BU 020-7353-6170
⑯ The Princess of Shoreditch 76–78 Paul Street, EC2A 4NE www.theprincessofshoreditch.com
 

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