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ホラー小説が現実に!?

Goosebumps(グースバンプス)
~ 参加型ショー ~

■米作家R. L. スタインのファンタジー・ホラー『Goosebumps』を元にした同名映画(ジャック・ブラック主演)が公開される中、観客参加型のショーも始まった。原作は子供向けながら、ショーは大人向け。どんな世界が広がっているのか―。

2016年4月21日 No.929

1990年代に全62作が発表された小説シリーズ『Goosebumps』。今回のショーでは、小説をヒントに、怪物や幽霊、異常者などが入り混じった異世界のストーリーが現代風にアレンジされる。グースバンプス(英語で「鳥肌」の意)の名の通り、まさに鳥肌が立つような体験ができるのだという。
会場となるのは、ウォータールー駅の地下にある、かつての鉄道トンネル。聞くからに怖そう…。受付を済ませると、1枚のカードが渡された。そこに描かれているのは蜘蛛。観客は、蜘蛛、ヘビ、ねずみ、カラスのグループに分けられ、ショーに『参加』する。「くれぐれも蜘蛛のグループから離れないように!」と受け付けの女性から念を押され、緊張感が高まる。
開始時間まで会場に設けられたバーに腰を下ろし、不安半分、期待半分で待っていると、突然、精神が錯乱した男性がバーに飛び込んできた。僕の頭に何かが取り憑いて離れないんだ…!

▲全部で19の部屋が用意されており、それぞれ見事なセッティング。ここでは怪物男のショーが繰り広げられる。

▲狂気に満ちた何者かに体が乗っ取られた女性。やっとわれに返って鏡を見ると、そこには怪物の姿が…。

この男性の登場をきっかけに、それぞれのグループは指示に従い、薄暗闇の中を移動しながら、行く先々で小説をベースにした寸劇を鑑賞する。  蜘蛛グループがまず連れて行かれたのは、古い雑貨屋。ひとりの青年がこの店で未発売の「iPhone8」を手に入れたのだが、そのケータイで写真を撮ると……。
続きを書きたいところだが、ネタバレになってしまうので、ここから先は行ってからのお楽しみ。会場のロケーションとセッティング、迫真の演技など、怖さを引き立てる演出に時々悲鳴を上げた一方、コメディの要素も交えて繰り広げられたことから、「夜、眠れない!」というほどの怖さではなかった。ただ、リフトという設定の狭い空間にグループ全員(20人ほど)が閉じ込められた場面では、次に何が起こるのか、いつまで続くのか…という不安に襲われ、嫌な汗が体にまとわりつき、息苦しささえも覚えた。扉が開いたときはどんなにホッとしたことか。
90分にわたるショーは、全体的にテンポよく進んでいったが、ひとつのシーンから別のシーンに移る際、歩いて移動しなければならず、物語の世界が途切れてしまったのが残念。とはいえ、異世界を味わえることは間違いなし。5月14日からは子供用のショーも予定されているので、こちらもお見逃しなく。

Goosebumps Alive 【9月4日まで】

The Vaults, Leake Street, SE1 7NN
32.50ポンド www.goosebumpsalive.com
※入り口は「グラフィティ・トンネル」として知られるLeake Streetに面している=写真。


(写真/Alice Pepperell、文/本誌編集部 西村千秋)

 

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