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スコアは運次第!?

Crazy Golf

■牛に、火山に、滑り台…!? ミニゴルフ(パター・ゴルフ)のコースにさまざまな障害物を設置して行う「クレージー・ゴルフ」が各地に登場し、話題を呼んでいる。ゴルファー気取りで挑戦してみた。

2016年5月19日 No.933

訪れたのは、ロンドン東部のブリック・レーンに登場した「ジャンクヤード・ゴルフ」。用意された「クレイジー」な3コース(各9ホール)は、寂れたランドリーやジム、廃れたビリヤード場などをモチーフに、ジャンクヤードの名が示すとおり、ガラクタでコースが彩られている。
筆者が選んだコースでは、第1ホールからいきなり急な上り坂! 坂の途中にあったV字の切り返しを無事に越えたと安堵したのも束の間、ゴール(ホール)間近で強くたたきすぎ、ボールが坂道をコロコロと転がって振り出しに戻る…という幸先の悪いスタートとなった。とはいえ、上手くいくかは運次第。ホールイン・ワンもあれば、パー4のホール(通常のゴルフ同様、ホールごとに基準打数『パー』が設定されている)では、坂に設けられた障害物にてこずり、13打を記録したこともあった(涙)。

▲タイヤの内側で見事に1回転できれば、ホールが見えてくる。

▲インベーダー・ゲームをテーマにしたホールでは、×印からスタートし、右側のどのホールにボールが落ちたかでスコアが決まる。

▲「(Steven)Seagulls」と名づけられたホールは、スティーブン・セガールと思しきイラストと、カモメ(seagull)によって飾られている。

会場では、若いカップル、中年グループ、子供連れの家族など幅広い層が、時に歓声を上げながらプレーに熱中していた。クレイジー・ゴルフの魅力のひとつは、テクニックや体力など関係なく、老若男女が一緒になって気軽に楽しめることにあるといえるだろう。ジャンクヤード・ゴルフ以外にも、ロンドン内外の各地にコースが出現している。それぞれが「クレイジー」を追求しているので、試して回るのも良さそうだ。

またクレイジー・ゴルフは、現代アーティストの表現の場としても注目を集めている。イングランド中心部のノッティンガムにあるエキシビション・スペース「new art exchange」に期間限定で登場した「Doug Fishbone's Leisure Land Golf」は、アーティストらが地球温暖化、資本主義などを主題にコース設計。一方、今年の秋にトラファルガー・スクエアに登場する予定のコースの設計者リストには、英デザイナーのポール・スミス氏、3月末に急逝した建築家ザハ・ハディド氏、日本の建築家ユニット「アトリエ・ワン(Atelier Bow-Wow)」などが名を連ねている。現在クラウドファンディング(インターネットなど通して不特定多数の人から資金を調達する手法)が行われていて、実現すれば誰でも無料でプレイ可能とのこと。クレイジー・ゴルフ人気がますます高まりそうだ。

Junkyard Golf London
Old Truman Brewery, 91 Brick Lane, E1 6QL
月~日: 午前11時~午後11時
www.junkyardgolfclub.co.uk
1プレイ1人8.50ポンド~、予約推奨


(写真・文/本誌編集部 西村千秋)

 

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