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発生から350年 ロンドン大火を体感!

London Dungeon

■ロンドン・アイの麓にある体験型アトラクション「ロンドン・ダンジョン」。ダンジョン(dungeon)とは「地下牢」の意味。ロンドンの歴史をスリリングな体験と共に知ることができる観光名所だ。1666年に発生した「ロンドン大火」から350年を記念し、5月下旬、新しい「ダンジョン」が加わったという。足を運んでみた。

2016年6月23日 No.938

入口からすでに雰囲気満点。中世ヨーロッパを思わせる古びた造りの薄暗い内部に、古木のような臭いが漂う。来場者は家族連れや友達同士が多く、小さい子供たちは早くも少々おびえ気味だ。

▲ロンドン大火(The Great Fire of London)の様子を描いた絵。右側にロンドン塔が見える。

▲テムズ河沿いにあるロンドン・ダンジョン。常に多くの観光客でにぎわう。

ロンドン・ダンジョン内には歴史に名を残す事件を題材とした複数の部屋が用意され、案内人に導かれながら各事件を『目撃』していく仕掛けとなっている。それぞれの部屋では、当時の衣装を身にまとった案内人らが、時にユーモラスに、時に恐怖をあおるようにその背景を解説する。

最初の部屋では、ピエロ風の衣装に身を包んだ女性の道化が導入ガイドを務めてくれたのだが、声高な話し方がなんともホラーテイストで、「この先はどれだけ怖いのだろう…」とちょっと及び腰になってしまった。

次の部屋からいよいよショーが始まった。紹介される事件は、ジョニー・デップの映画でもお馴染み、殺人床屋の「スウィニー・トッド」や、19世紀にロンドンを震え上がらせた謎の連続殺人鬼「ジャック・ザ・リッパー」など、19ストーリーに及び、拷問器具を丁寧に(!)説明してくれる部屋もある。

今回新しく追加されたのは、1666年にロンドンの大部分を壊滅させた「ロンドン大火」。同年9月2日、ロンドン・ブリッジの北に位置するプディング・レーンのパン屋から出火すると、火は街を呑み込み、4日間にわたって燃え続けた。ロンドンは灼熱の炎に包まれ、失われた家は1万3200戸、消失した教会の数は89にのぼる。

ロンドン・ダンジョンでは、ロンドン市長の家を舞台に、350年前の様子を描き出す。床から立ち込めるけむりや、映像を用いて再現された燃え盛るロンドンの街並みなど、臨場感たっぷり。どんなショーが繰り広げられるかは行ってからのお楽しみ!

ロンドン大火のほかにも、時には乗り物に乗せられ、時には暗闇の中を歩き、時には予期せぬ「アクシデント」に直面する。全部で1時間半ほどのアトラクションだったが、時間を忘れて「閉じ込められて」しまった感じ。

最後に、ヴィクトリア朝時代をイメージしたパブで、ソフトドリンクかビール、ジン・カクテル1杯が提供される。緊張と興奮のせいか、すっかり乾いてしまった喉を潤して、出口に向かう前に一息つくことができた。

1度訪れたことがある人も、まだ行ったことがないという人も、これを機に訪れてみては? 怖がりな人は、頼れる人を連れて行くのを忘れずに。

London Dungeon
Riverside Building, Westminster Bridge Rd, London SE1 7PB
入場料:大人19.95ポンド、子供(4~15歳)18.50ポンド~
www.thedungeons.com


(文/塚田沙羅)

 

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