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マダム・タッソーズに登場!

シャーロック・ ホームズを探せ!

■急展開をみせた英政界を取り巻くニュースや、米国で大ヒット中のゲームアプリ「ポケモンGo」の英国上陸など、大忙しとなった先週の英国。蝋人形館「マダム・タッソーズ」でも一大事件が起こっていた…。

2016年7月21日 No.942

「ホームズが姿を消した!」
ベーカー街221B番地へと足を踏み入れると、ワトソン医師が戸惑った様子でこう告げた。「港で死体が上がったらしい。ひょっとすると彼はそこへ向かっているのかもしれない…」。
ベーカー街と書いたが、今回訪れたのは一大観光スポット「マダム・タッソーズ」。英作家アーサー・コナン・ドイルが生み出した、名探偵シャーロック・ホームズと馴染みの深いベーカー・ストリート駅のすぐ近くにある同館に15日、新アトラクション「The Sherlock Holmes Experience」が加わったのだ。

館内にある洞窟のような入り口から地下へ進むと退廃とした空間が広がり、雰囲気満点。ヴィクトリア朝時代のロンドンに迷い込んだ気分になる。

セレブリティらの蝋人形が並ぶきらびやかな上階とはうってかわり、地下にはヴィクトリア朝時代をイメージした薄暗い路地が広がっている。ひづめの音や町の雑踏、天然痘やコレラの危険を呼びかけるポスターや、殺人犯を探す張り紙…。退廃した雰囲気が漂う通りを抜けた先に、ホームズの住む221B番地があった。
来場者は、ワトソン医師や警察に導かれ、ここからホームズ探しの旅に出る。ホームズの部屋をはじめ、『バスカヴィル家の犬』の舞台となった、魔犬が生息するという湿地帯、劇的な最終回を迎える『最後の事件』の名シーンなどが再現され、物語の世界をショーを交えながら体験できるという仕掛けだ。舞台セッティングや効果音を用いた演出、真に迫る演技は臨場感たっぷり。実は、250年超というマダム・タッソーズの歴史の中で初めて蝋人形を用いないアトラクションなのだそう。制作には力が入り、オリヴィエ賞ノミネート歴のある劇団「Les Enfants Terribles」を起用した本格的なものとなっている。
ショーの時間は案外短い(およそ10分)。館内にある他のアトラクションと合わせて楽しむことを考えると適度な長さだが、ホームズが目当てだと物足りない…。

調査報告書のケースに記念写真(13ポンド)が入れられるなど、細部にこだわったつくり。

もっとホームズの世界を堪能したい! という人には、閉館後に期間限定で開催されている夜間特別ショー 「The Game's Afoot」がおすすめ。隠されたヒントをもとに観客が主役となって事件を解決していく内容となっている(約65分、チケット45ポンド~、他アトラクションへの入場は含まれない)。思う存分ホームズの世界をお楽しみあれ!

(写真・文/本誌編集部 西村千秋)

Madame Tussauds
Marylebone Road, NW1 5LR 
入場料:24.50ポンド~
※The Sherlock Holmes Experienceは常設。一般の入場券で見学可。夜間特別ショー「The Game's Afoot」も開催中(9月30日まで、チケット45ポンド~)。
www.madametussauds.com
www.thegamesafoot.co.uk

 

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