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すしよりヘルシー!?

フルーツすし
Frushi

魚でも野菜でもない、甘いフルーツで作られた「すし」ならぬ「Frushi」。止むことのない健康ブームと、見た目のキュートさから、インスタグラムやピンタレストといったSNSや写真共有サイトを華やかに彩り、大手スーパー・チェーンが販売を開始したことで、さらなる話題を集めている。

2016年8月11日 No.945

料理研究家アリスさんが手がけたFrushi。形や彩りもよく、女性ウケしそう。ロンドン北部でFrushiクラスも開催中/https://alicesushiart.com
まずは「Frushi」をウェブ検索してみると、カラフルに可愛くコーディネートされた『作品』が、SNSのほか、ベジタリアンやビーガンのレシピ・サイト、健康志向のライフスタイル・サイトなどに数多く並んでいた。数年前から健康志向の人々の間で紹介されていたものが、今年7月に大手スーパー・ウェイトローズが販売を開始して以降、手軽に味わえるようになり、一気に知名度が上昇した。
美味しそうな予感はしないものの、英国ですしがどのように広がっているのか、そしてどんな味わいか試してみたい――。そんな好奇心に駆られ、ウェイトローズが販売しているFrushiを早速味見してみることにした。

ウェイトローズで販売されているフルーツすし「Frushi」。パイナップル、マンゴー、メロン、ブルーベリーなどのフルーツを使用。
直径4センチほどの巻きずしが4個入って2.35ポンド。パイナップル、マンゴー、メロンがご飯と海苔に裏巻きにされ、外側には乾燥ココナツがまぶされている。そのうち2つにはマンゴー&ミントのクーリー(果物などを裏ごししたどろっとしたソース)がかけられ、その上にブルーベリーがのっている。見た目はSNSや料理研究家のウェブサイトで見た写真のような華やかさに欠けるのが少々残念。
フタを開けてみると、マンゴー&ミントクーリーの何とも言えない不思議な香りが広がる。思い切ってパクリと口に入れてみると、うっすら酢の効いたご飯と、フルーツの甘さが調和することなく、それぞれに感じられる。うーん……。
英国ではすしが定着し、独自の発展を遂げようとしているが、正直なところ、Frushiについては「なぜこれが商品化されたの…?」という疑問が頭に浮かんだ。やっぱりすしは鮮魚が一番! というのは食べる前から確信していたけれど、この商品はすしではなく、あくまで「Frushi」!日本人ほどすしに対する固定概念が少ないであろう英国人にとってはアリなのかも!?
一方、2年間日本で暮らし、すっかりすしの魅力にとりつかれた料理家のアリスさんは、帰国後、ロンドン北部ですしとキャラクター弁当の料理教室「Alice Sushi Art」(https://alicesushiart.com)を始め、「Make 'Frushi' - Sweet Sushi Classes」といったクラスを開催。さらに、ポップ・アップ・イベントなどで紹介するなど、Frushiを広めている。アリスさんのウェブサイトで紹介されている、色鮮やかでセンスあふれるFrushiなら、女性ウケしそう。
夏にピッタリのFrushi。和食の後のデザートに出せば、物珍しさから会話が弾むかも。物は試し、作ってみる?

(文/ネイサン弘子)

 

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