logo
 

週刊ジャーニー最新号 eBook

週刊ジャーニー最新号表紙

No.989 6月22日発行号

週刊ジャーニーをオンラインで読む 【特集】ごくウマ3選
「ピクニック・メニュー」のレシピ
  • 英国時間の木曜17時更新
  • 紙版の定期購読はこちら

セルフリッジズでシェイクスピア劇

{ 期間限定 }
In-store シアター登場!

■英国が誇る劇作家シェイクスピアの没後400年を記念して、各地でイベントが催されている英国。老舗百貨店セルフリッジズ・ロンドンでは8月23日、シェイクスピア劇「空騒ぎ(Much Ado About Nothing)」の上演が始まった。

2016年9月8日 No.949

常にファッションの最先端を追うセルフリッジズが、古典劇の代表格とされるシェイクスピア作品に独自の解釈を加えたら、どのような世界観が生まれるのか? 想像するだけでワクワクするようなプロジェクト「Shakespeare reFASHIONed」が現在、ロンドンの店舗で開催されている。

一流ファッション・デザイナーらがシェイクスピア作品をヒントにショーウィンドウの一部を飾り、ストア内の各ブランドはバッグやアクセサリーなどの限定アイテムを発表。8月にはトークイベントも開催された。ファッションやライフスタイルの提案に留まらず、文化を発信し続けるセルフリッジズらしい試みと言えるだろう。

目玉のひとつとなるのが、世界初を誇るインストア・シアター「The reFASHIONed Theatre」。シェイクスピアの喜劇の中でも人気の高い「空騒ぎ」が6週間限定で上演されている。イタリアの港町メッシーナを舞台に、策略に翻弄される2組の男女の恋物語を描いたこの作品をアレンジしたのは、ロンドンをベースに活動するシアター・カンパニー「The Faction」。1組が「噂」によって互いを愛するようになり、もう1組が「噂」により危機を迎えるというストーリーがテンポよく、コミカルに展開する。

写真左:LG(ロウワー・グランドフロア)にあるシアター入り口。
写真右:ステージをはさむように左右に客席が設けられた、キャットウォークを思わせるつくりの劇場内。

同劇団で芸術監督を務めるマーク・ライパカー氏は、現代を「不確かな真実がソーシャル・メディアでいとも簡単に拡散される世の中」と表現し、「ゴシップや中傷が壊滅的な結果をもたらす一方で、劇中のカップルのように、良い方向に進むこともある」と、シェイクスピア作品と現代の共通項を指摘。会場に設置したスクリーンに、ニュース速報やSNSで情報が飛び交う様子を映し出すなど、現代的な要素をプラスしたユニークな演出も施されている。

120席ほどの小ぢんまりとしたスペースなので、臨場感あふれる演技を目の前で楽しめる上、約90分に短くまとめられているので、シェイクスピア劇になじみがない人でも気軽に鑑賞できるのも嬉しい。劇中で話される英語は比較的難しいので、ストーリーの「予習」は必須かも。24日まで。

(文/本誌編集部 西村千秋)

The reFASHIONed Theatre
Selfridges & Co
400 Oxford Street, London W1A 1AB
9月24日まで/チケット:20ポンド
www.selfridges.com

 

週刊ジャーニー最新号 eBook

週刊ジャーニー最新号表紙

No.989 6月22日発行号

週刊ジャーニーをオンラインで読む 【特集】ごくウマ3選
「ピクニック・メニュー」のレシピ
  • 英国時間の木曜17時更新
  • 紙版の定期購読はこちら
写真で旅するロンドン @journey.london


2017年 06月 22日

2017年 06月 23日

2017年 06月 28日

2017年 05月 26日