logo
 

週刊ジャーニー最新号 eBook

週刊ジャーニー最新号表紙

No.984 5月18日発行号

週刊ジャーニーをオンラインで読む
  • 英国時間の木曜17時更新
  • 紙版の定期購読はこちら

ザクザク刺してストレス解消

ニードル・フェルティング
Needle Felting

■繊細で複雑なイラストに色をぬる、「大人のぬり絵」に続き、ストレス解消系のホビーとして、今クラフト業界が注目している「ニードル・フェルティング」。一心不乱に針を突き刺し、比較的簡単に出来上がる作品作りに挑戦してみた。

2016年12月8日 No.962

「せっかくだから英国らしいものを作りたい」と、ニードル・フェルティングを専門に販売する「Lincolnshire Fenn Crafts」(lincolnshirefenncrafts.com)に注文した、羊のキット「Herdwick Sheep Needle Felting Kit」が届き、ワクワクしながらフタを開けてみる。中には、説明書、羊毛、目玉用のビーズ、針、ソーイング・キット、作業台用のスポンジが丁寧に小分けされて入っていた。しかし、「本当にこれが写真のような可愛い羊になるのだろうか…」と、一抹の不安を感じつつ……、早速フェルティングを開始!
まずは一番大きなパーツとなるボディ。微かに動物臭の残る羊毛を、使う分だけより分けてくるくると丸め、スポンジ台の上に置き、針で刺しはじめる。
ニードル・フェルティングの刺し針の先端部分には、数ヵ所の極小さな切れ込みが入っており、針をさした際に、この突起によって極細の羊毛が絡まってフェルト化し、動物や人形に形どられていくという仕組みだ。針を多く刺すほどフェルトが固まっていくので、柔かさを表現したいパーツは針を控えめに、ボディや足など固さが必用な部分は針を多く刺すのがポイント。
大きなパーツから小さなパーツへ、写真付きの説明書と睨めっこしながら、ひたすら針を「チクチク」というより「ザクザク」と刺す。次第に、羊毛の絡まり具合を針先に感じられるほどに慣れてきた。
夢中で作業を進めること3時間。パッケージの写真の羊とはちょっと表情の違う羊が完成! ニードル・フェルティングの面白いところは、同じキットを使っても、人によって、表情も形も微妙に異なる、自分だけのオリジナルな作品が出来上がるということ。そして、ひたすら針を刺すという単純作業は、無心になれ、確かにストレス解消に一役買うかも。


Lincolnshire Fenn Crafts社では動物のほか、クリスマス・ツリーの飾り、アクセサリーなどのキットも販売中。
出来上がった羊に愛着がわくと同時に、すっかりハマってしまい、余った羊毛で赤ちゃん羊まで作ってしまった。ちなみに赤ちゃん羊の作成に要した時間は50分ほど。一度このようなキットを買えば、あとは羊毛だけ購入し、自由に作品を作ることも可能。動画サイト「YouTube」に無数にアップされている動画を参考にすると、さらにわかりやすい。
初心者向けのフェルティング・キットは、クラフト系ショップが集まる「Etsy.com」などのサイトで数多く販売されている。クリスマス・プレゼントにもぴったり、自宅用のクリスマス・ツリーのオーナメントにするのも一案。ちなみに日本では100円ショップでも「羊毛フェルト」の名で、小さなフェルティング・キットが売られているのだとか。
手軽にできる新たな趣味として、年末の忙しさで溜まったストレスの解消に、今年の冬は、家にこもってザクザクとニードル・フェルティングに没頭してみては?(文/ネイサン弘子)

How to:
【1】羊毛をくるくると巻いてひとつにまとめる。
【2】形が崩れないように、巻き終わりの部分に針を刺して、羊毛を絡ませていく。
【3】全体的に針を刺し、形を整えていく(写真はLincolnshire Fenn Craftsより)。

 

週刊ジャーニー最新号 eBook

週刊ジャーニー最新号表紙

No.984 5月18日発行号

週刊ジャーニーをオンラインで読む
  • 英国時間の木曜17時更新
  • 紙版の定期購読はこちら

2017年 05月 18日

2017年 05月 19日

2017年 05月 17日

2017年 04月 27日