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さわやかな酸味でリフレッシュ

フルーツビール

■オリジナルの美味しいビールを追い求め、小規模醸造によるビール作りが英国各地で盛んに行われる昨今。今年はフルーツや野菜を使った醸造が盛んだという。その味を試しに出かけてみた。

2017年3月23日 No.976


ブラッド・オレンジ Beavertown Brewery Bloody ‘Ell IPA

2010年に創業し、ロンドンのビール業界を盛り上げる醸造所「Camden Town Brewery」では、ヨークシャー産ルバーブを使った「Foolish Rhubarb IPA」を限定醸造。グラスに注がれたビールは、ルバーブと聞いて想像していたピンク色とは異なり、少しにごった黄金色。ルバーブらしい酸味が特長だ。酸味といっても決して酸っぱいわけではなく、味全体が引き締まる程度で、アルコール5.2%とは思えないほどの軽やかさを与えてくれる。このビールは、同ブルワリーが独自に開催した醸造コンペティションで見事優勝を飾ったレシピで、評判も上々なのだという。
 ビール作りでは、一般的に発酵の段階で砂糖を加えるのだが、創業者のジャスパー・カページ氏は「砂糖ではなくフルーツを加えることで、より素朴な風味が得られる」とし、今後、エルダフラワーを使うことも検討しているのだという。
 一方、バーモンジーのブルワリー「Brew by Numbers」に併設される試飲バーを訪れてみると、レモンとハイビスカスを用いたビールが紹介されていた。ほのかにピンクがかった色は、いかにも女性ウケしそうだが、飲んでみると甘さは感じられず、こちらも軽やかですっきりとした味わい。かすかにハイビスカスの風味が感じられ、ホップ独特の香りが苦手な人にも飲みやすい1杯に仕上がっていた。
 英国産を中心に、世界各国のビールを取り扱う専門ショップ 「Clapton Craft」では、スタッフがグースベリー、グレープフルーツ、レモンなどのフルーツを使ったものを5、6種類を紹介してくれた。どれも酸味のあるフルーツだけどなぜ? スタッフいわく、「昨年から酸味のあるビールが醸造家の間で人気を集め、その流れがフルーツを使って醸造する動きにつながっている」とのこと。
 フルーツ・ビールといっても色は、ベルギーで伝統的に作られる、イチゴやさくらんぼを使った赤味がかった色のビールとは異なり、基本的には普通のビール同様に黄金色のものが多い印象。酸味のあるフルーツを使っていることで、キリッとさわやかな飲み口の商品が目立つ。これからの季節(特に夏!)にはぴったり。ぜひ試してみてはいかが? (文/本誌編集部 西村千秋)


【A】:ルバーブ Camden Town Brewery Foolish Rhubarb IPA
【B】:グレープフルーツ Siren Craft Brew Pompelmocello IPA
【C】:レモン Crate Brewery Lemon Gose
【D】:グースベリー Magic Rock Salty Kiss IPA
【E】:グレープフルーツ Magic Rock High Wire Grapefruit

 

 

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