ジャーニー編集部がロンドンの街をぶらりとレポート
24日に移転オープン! 新デザイン・ミュージアムに行ってきた
今年6月末に閉館したデザイン・ミュージアム。小規模ながらも、年間来場者数が20万人を超えるなど人気を博した同館が、シャド・テムズからケンジントンに場所を変え、いよいよ24日(木)に移転オープンします。開館を目前に控えた17日、プレス向けに開かれたメディア・プレビューに参加してきました。
新たな移転地は、地下鉄ハイストリート・ケンジントン駅から徒歩10分。ホランドパークに隣接しています。旧コモンウェルス・インスティチュート(英連邦協会)の建物を5年かけて改装したもので、アイボリー色と明るい木目調でそろえられた内装が、旧デザイン・ミュージアムよりも暖かみを感じさせます。
地上3階、地下1階建て。建物の特徴である緩やかにカーブした屋根は、そのまま活かされています。最上階に行くと、そのフォームの美しさがよくわかります。
吹き抜け構造になっているので、広々として開放感があります。3階右奥に見えるガラス張りのスペースは、カフェ・レストランです。
入場は無料ですが、1階と地下階で開催されているエキシビションは有料になります。1階の「Fear and Love: Reactions to a Complex World」(来年4月23日まで)には、Mujiのアートディレクションを担当しているグラフィック・デザイナーの原 研哉氏の作品(写真左)、地下階の「Nominees for Beazley Designs of the Year」にもMujiのプロダクションが展示されていました(写真右)。
ミュージアム・ショップは館内のほかに、ケンジントン・ハイストリート沿いにも1店あります。ショップの左奥の壁にはステンドグラスが飾られていますが、これも改装前からあったものをそのまま使っているとのことでした。 オープンまで、残すところ1週間を切りました。ぜひ一度、新デザイン・ミュージアム&ホランドパーク散策を楽しんでみては? (編集部 ナカコ)