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英国では常習的な飲酒に起因する病気で落命する人の多さが問題視されているが、こうした死亡者のうち、女性が占める割合がこの20年で初めて3人に1人以上に達したという。「デイリー・メール」紙が報じている。
英国家統計では、この10年で、男性の飲酒による死亡率は劇的な低下を見せたが、女性の死亡率は変わっていないと説明。特にここ2年では、女性の死亡率は7%近くと増大しており、年齢層では中年女性が最も危険性が高いとされている。
2015年には計8758人がアルコールに関連の理由で死亡していることが判明。主として長期のアルコール摂取から生じた心臓、胃、肝臓の障害や、アルコール中毒によるものであることが分かった。
ロンドン「Priory Hospital」の精神科医ニール・キャンベル医師は、特に中年女性の死亡率の高さについて言及。「アルコールに対する社会の変化を反映している」と分析し、「長年の飲酒で、気づかぬうちに肝臓などにダメージを受けてしまう。30代の母親たちが、友人と午後の早い時間からワインを楽しむケースが増加している現状につてい懸念を抱かずにはいられない」と話している。
ストレス解消に「ワインの時間(wine o’clock)」と呼ばれる晩酌の時間を設けている中年女性が少なくなく、この晩酌の時間帯は夜の6~7時だったものが、昨今はもっと早まってきているという。飲酒による健康の問題を抱える女性の多くが、飲酒を始める時間の早さについて「誰も気づかないから」と話すが、ほどなく配偶者や子ども、友達も知るところとなる。患者が後に「私は娘と話すよりお酒を飲んでいることのほうが多いと、娘に言われた」と告白したケースもあったという。
「55歳はまだ若い。アルコール依存は家族関係や恋人関係に甚大な影響を及ぼす。聡明な女性でも、健康、仕事、人生をアルコール依存によって失ってしまう」と同氏は警告している。

 

2017年 04月 20日

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