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 職につかず、未婚で実家で暮らす「パラサイト・シングル」の35~54歳の日本人が2016年で450万人に達したことが判明。こうした人々は「親が亡くなったらどう生きていくのか」という問題に直面している。加えて、日本の縮小する労働市場、進む高齢化社会ですでに崩れ始めている社会福祉システムに、さらなる負担となる要因となっている。「インディペンデント」紙電子版が伝えた。
 日本の総人口は、現在の1億2700万人から2065年までに8800万人まで減少すると見られている。また2115年までには5100万人と、100年で現在の半分以下になるとも言われている。
 高齢者人口は、2065年までに全体の4割に達する見込みだ。65歳以上の高齢者一人に対する労働者人口は15年には2・3人だったが、65年には1・3人となる。
 また、「生涯未婚」の人の数は2015年にピークに達した。50歳の人では男性の4人に1人、女性の7人に1人が未婚であるという。
 「パラサイト・シングル」という言葉が生まれたのは1997年。社会学者の山田昌弘氏が提唱した新語で、学卒後も親と同居し、生活基盤を親に依存している未婚者のことを指していた。この当時30代だった「パラサイト・シングル」の人々が現在50代になっている。
 パラサイト・シングルに当てはまる一人、元ポップスグループのバックシンガーだった田中さん(54)は、「この不安定な生活になんだかんだ慣れてしまった」と語る。現在は歌の個人レッスンで収入を得ているが、生徒は減っており、母親の年金を合わせてやっと生活できる程度。自身の年金は払えておらず、貯金を崩しながらやりくりしてきた。「去年父が亡くなり、年金は半分に。この生活が続けば母も私も共倒れです」。
 多くのパラサイト・シングルの人が「自分はこの人生を選んだわけではなく、経済に振り回されている」と言う。田中さんはさらに「私と同じように生きている人は、親が亡くなったらどうしようもありません。親が残してくれた遺産がなくなったら、生活保護を受けるしかないのです」と将来への不安を語った。

 

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