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No.984 5月18日発行号

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生命保険会社「Royal London」が行った調査で、英国の老人ホームの高すぎる費用が改めて指摘され波紋を広げている。「デイリー・メール」紙が報じた。
一般的な長さとされる2年半の入居にかかる費用を地域ごとに算出。その結果、マイホームを売却した額の5分の1から最大半分ほどに相当することが判明した。
詳しい数字を見てみると、費用には地域差があり、比較的地価が安い北東イングランドの老人ホームでは、入居費用は週あたり554ポンド、2年半で7万1993ポンドが必要。これは同地域の平均的な不動産価格の56%に相当する。
また、地価が英国で2番目に高い南東イングランドでは、週あたりの入居費用は715ポンド、2年半で9万2966ポンドかかり、不動産価格の29・4%にあたる。ちなみに、不動産価格が最も高いロンドン(48万3803ポンド)では、週あたり666ポンド、入居費用は不動産価格の17・9&にとどまった。
いずれにせよ、入居期間が長引けば長引くほど、かかる費用は高くなり、場合によっては、マイホームを売却した金額ではまかなえないケースも出てくると強い懸念が示されている。
現在老人ホームで暮らす人は16万人と言われるが、貯蓄やその他資産が2万3250ポンド以上ある人は老人ホームの入居費用に自費をあてなければならない。費用を工面するために多くの人が自宅を売らざるを得ない状況になっている。
この背景には、増加する高齢者数に対し、英国政府がソーシャル・ケアについて十分な予算をさくことが困難になっているという深刻な問題がある。
調査元は「将来、ケアにかかる費用を自分で払わなければならないという問題に多くの人が直面する。さらに、地域によって負担額が異なる点も、宝くじのようなもので不公平。早急に改善策を探る必要がある」と訴えている。

 

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